
最近はトランプ大統領の関税政策で株価がどんどん下がってる・・・
こういうときってどうすればいいんだろ



株価が下落すると不安になってしまうよね
やってはいけないこともあるから注意しよう
2023年、2024年と株価は絶好調でした。
為替も円安傾向だったこともあり、ドル建て資産を保有していた方は大きく資産が増えたと思います。
しかし年が明けて2025年はトランプ大統領の関税政策により、一転して下落相場が続いています。
今年から投資を始めた人は驚いているかもしれないですね。
NISA損切というワードがSNS上で見られるように、損失に耐えられなくて売却してしまった方もいるかもしれません。
今回は投資初心者が下落相場で「やってはいけないこと」をまとめました。
2025年のような下落相場の際に、ぜひ参考にしていただければと思います。
この記事はこんな方におすすめ
- 下落相場が不安でどうすればいいかわからない
- 気を付けることが知りたい
結論:投資で一番大切なことは「相場に居続けること」
投資をするうえで一番大切なことは、相場に長く居続けることです。
時間を味方につけて、低コストの良い商品を買い続けることが成功の秘訣です。
長く投資を継続するには、インデックス投資など無理をしない投資手法にすることが大切です。
下落相場は不安になって当然。でも冷静さが大切
下落相場に直面すると毎日のように資産が目減りしていき、ニュースやSNSでは不安を煽るような売り煽りが横行していきます。
投資初心者の方は不安になり、底なし沼にハマったかのような感覚に陥ってしまうかもしれません。
しかし正しい知識と事前に心構えをしておけば、結構冷静に対応できます。
「初めての下落相場」に戸惑うのは当然
特に、ここ数年の相場は非常に好調でした。2022年の下落相場以降は2年以上にわたって上昇が続き、
2023年~2024年に投資を始めた方にとっては、2025年が初めての本格的な下落相場になるかもしれません。
自分の資産が減っていく感覚は凄く不快ですので、焦ってしまうのも無理はありません。
素人が「安く買って高く売る」は無理。だからこそ「待つ」ことが大事
そもそも我々のような素人投資家は、下落時に買って株価が上がったら売る、そして下がったらまた買う、
なんてできるわけがありません。そんなことがでいるのは一部の一握りのプロ達です。
だからこそ、下落相場も受け入れ、慌てず、上昇する日を待つことが、結果として資産を守り、増やす近道になります。
下落相場では焦らず、最初に決めた目標とルールを思い出してコツコツ積立て投資を継続しましょう。
【NISAとは?】投資するならNISAを利用する
NISAとは「少額投資非課税制度」のことで、投資で得た利益に税金がかからないお得な制度です。
通常、株や投資信託で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座を使えばその税金がゼロになります。
非常にお得な制度なので、投資をするなら必ず利用しましょう。
NISAについての詳しい説明はこちらの記事を参考にしてください。


■下落相場とは何か?



下落相場って聞いたことあるけど具体的にどういう状況なの?



言葉自体はよく耳しても定義まで知ってる人は少ないかもね
下落相場の定義
目安として、下落相場とは直近高値から20%の下落を指します。
高値から10%の下落は調整局面と呼ばれています。
- 投資家心理が悲観的になっている状態
- 景気後退(リセッション)とセットで語られることも
例:日経平均が3万5000円→2万8000円に下がった場合(約20%減)、ベアマーケット入りとみなされます。
下落相場が訪れる頻度は?
株式相場では上昇し続けるということはなく、いつか必ず訪れます。
実際どれくらいの頻度で下落相場が訪れるか把握している方は少ないと思います。
この事実を知っておけば、下落相場が訪れたときも「これはよくあること」と落ち着いて受け止められるでしょう。
頭の片隅に留めておいて損はない情報です。
実際の頻度
アメリカ市場は世界市場の指標になることが多いため、S&P500をもとに頻度を見てみましょう。
過去100年でおよそ12~14回程度、ベアマーケットが発生
- 平均すると6~7年に1回の頻度で発生
- 平均持続期間:9~14か月
- 平均下落率:30~35%
たとえば、2008年のリーマンショック時、2020年のコロナショックなどが典型例です。
どちらも一時的には大きな下落がありましたが、その後回復しています。
初心者が下落相場でやるべきこと
2025年4月時点では、トランプ大統領の関税政策により絶賛株価は下落中です。
為替も円高(年初来9%)傾向で、私も含め、海外資産を保有している方は資産が減っていることと思います。
こういった相場は必ず訪れますが、こういうときこそやるべきことがありますのでチェックしてみましょう。
- 自分のリスク許容度を理解する
- 相場に居続けることの重要性を理解する
- ポートフォリオを見直す
自分のリスク許容度を理解する
下落相場で不安になったり怖くなってしまう場合、自分のリスク許容度を超えてしまっている可能性があります。
リスク許容度は家族構成や収入などによりますが、人によって損失に耐えられる金額は様々です。
もし仕事が手につかなかったり、夜も寝れないようなら投資比率を下げて現金を多めに持つようにしましょう。
相場に居続けることの重要性を理解する
個人投資家にあって機関投資家にないものは時間です。
機関投資家は決められた時間で利益を出さないといけませんが、
個人投資家は何に投資するかも、どれくらいの期間投資するかも自由です。
そして時間こそが複利の効果を最大限活かすことができます。
なので途中で売却せず、保有し続けることが大切です。
ポートフォリオを見直す
上昇相場のときは、レバレッジを利かせた商品や、ハイテク株に集中した商品など
一見魅力的な商品が次々誕生していきます。
それらは、上昇相場ではガンガン株価が上がっていきますが、下落相場にはめっぽう弱いです。
長く投資をするために、S&P500や全世界株式など十分に分散された商品がおすすめです。
初心者向き「投資のルール」5選
下落相場についての知識を付けたら、今度はシンプルなルールを作ってしまいましょう。
株価が調子のいいときに流行りリスクが高い商品に飛びつき、下落し始めたら狼狽売りしてしまう、
これは初心者の方によくあることです。
実際私も初めのころはあれこれ色んな商品に手を出していました。
初心者のうちは、あれこれ戦略を考えて多くの商品に手を出したり、タイミングを狙って売買を繰り返すことで、
かえって損をすることも少なくありません。
それよりも、シンプルな戦略を貫くことで、定期的に訪れる「恐怖」に振り回されにくくなります。
- 毎月一定額をインデックスファンドへ積み立てる
- 一度買ったら最低でも○年間は売らない
- 相場が下がっても積立は止めない
- つみたて対象は「全世界株」または「米国株」に限定
- 下落相場時は資産額を見ない
毎月一定額をインデックスファンドへ積み立てる
✅ルール例:毎月1日に3万円をインデックスファンドに積み立てる
毎月リスク許容度に合った無理のない金額を積立て投資しましょう。
積立は「自動で続ける」のが最大のポイント。
人間の感情は相場に影響されやすいので、自分の意思で判断する機会を減らすことが大切です。
特にクレジットカードの積立てはポイントが貯まるのでおすすめです。
一括投資VS分散投資の論争はSNSでよく見かけますが、分散投資の方が心理的に安心できます。
一度買ったら最低でも○年間は売らない
✅ルール例:最低でも5年間は売却しないと決める
株価は上下するものです。下落相場も必ず訪れます。
個別株ではなく、S&P500などの指数ならばタイミングを見て売買するのではなく、
長く持ち続けたほうがうまくいきます。
下落の不快感こそがリターンの源であり、それこそがリスクプレミアムです。
指数の長期投資ならば、下落も上昇も全て受け止めましょう。
・相場が下がっても積立は止めない
✅ルール例:どんな相場でも積立額は変えない
相場が下落しても積立てを止めてしまったり、積立て金額を少なくすることはやめましょう。
「株が下がったからやめる」「様子見したいから一旦ストップ」――この行動が最もパフォーマンスを下げる原因になります。
相場が下がったときこそ、むしろ安く買えるチャンス。機械的に続けることが大切です。
つみたて対象は「全世界株」または「米国株」に限定
✅ルール例:「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」など
初心者が個別株を選ぶのはリスクが高いので、最初は分散効果が高いインデックスファンドがおすすめです。
特に「全世界株式」や「米国株式」に連動するファンドは、長期的に成長が期待でき初心者でも安心して積み立てられます。
どちらを買えばいいか悩むと思いますが、正直どちらでも大差ありません。
迷ったらどちらとも買っても問題ないです。
大切なことは、長く投資するために自分の中で納得できているかです。
下落相場時は資産額を見ない
✅ルール例:下落相場のときはSNSを見ない
相場が下落するとSNS界隈では暴落煽りが横行します。
それらを見ていると不安になってしまい、株を売ってしまうかもしれません。
しかしSNSでそういったコメントを残している人達が必ずしも正しいことを言っているとは限らず、
株価は誰にもわからないというのが前提です。
そういったコメントに惑わされないように、下落相場の際はSNSは見ない方がいいでしょう。
また毎日評価額を見てしまうと、どうしても感情が揺さぶられてしまいます。
それを避けるために、「年末に1回だけ振り返る」など、自分なりの評価タイミングを決めておくのも有効です。
まとめ



下落相場でも慌てずにいることが大事なんだね



そう!下落相場は必ず訪れるし、長期投資ならそれほど怖がる必要はないんだよ
下落相場では上昇相場のときには気づけないことがあります。
それはリスク許容度です。
相場がいいときに投資をするのは簡単です。ただ買うだけで資産が増えていきますからね。
また、リスクの高い商品を買ったり、貯金まで投資に回して現金比率が極端に低くなったりします。
けど、いざ下落相場が訪れたとき、みるみる資産が減っていく中でも冷静でいられるかが重要です。
これは下落相場を体験しないとわからないかもしれません。
もし下落相場で辛い気持ちになっていたら、リスク許容度が高いと思うので、
無理せずポートフォリオを見直したりリスクの高い商品は売却してもいいでしょう。
投資は長く付き合うことが何より大切です。
途中でやめてしまったら、どんなに優れた投資法や商品でも意味がないですからね。
下落相場が来ても冷静にいられるように、知識を付けて迎え撃ちましょう。
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