
流行りに乗って僕もNISA始めるぞ!



いいね!
でも何となく始めるより、決めておくといいことがいくつかあるよ!



え?証券口座開いて投資するだけじゃないの?
最近は空前の投資ブームで、投資を始めようとNISAにチャレンジしようと考えている人も多いと思います。
ネットの記事や書籍など、NISA関連の情報は溢れかえっています。
情報が多すぎて、結局どうすればいいかわからなくなってしまうかもしれません。
私が自分の経験を踏まえて、最初に考えておくべきことや決めておいた方がいいことを紹介します。
これからNISAを始めてみようと思っている方は是非参考にしてみてください。
この記事はこんな方におすすめ
- 何となく投資を始めたけど、具体的に何を決めればいいかわからない
- 情報が多すぎて取捨選択が難しく感じる
結論:投資戦略はシンプルでいい!初心者ほど余計なことはするな!
結論としては、投資戦略はシンプルにして、初心者ほど余計なことはしないようにしましょう。
投資と聞くと何だか難しそうとか、複雑なトレードが必要なだと思ってしまいがちです。
しかし実際は全くの逆で、シンプルがベストです。そして余計なことはしない方がいいです。


有名な話で、投資に熟練した人たちを集めたグループと、猿がダーツをして投資の意思決定をするという投資勝負をしました。
すると猿のダーツの方に軍配が上がったというものです。
実際に投資のプロ達でも低コストのインデックス投資のリターンを上回るのは難しいと言われています。
しかも我々はただの素人。少しYouTubeやネットで投資情報を集めて詳しくなった程度で、投資のプロ集団に勝てるとは思えません。
しかし人は勘違いしてしまう生き物です。
ビギナーズラックで、たまたま投資の成績が良い時期もあるでしょう。
そうすると、自分は特別な才能を持ってる!とか勘違いをしてしまい、大した根拠もないのに大胆な個別株のトレードをしてしまいます。
こういったトレードは長い目で見ると大体負けます。
よほど自身がある方や、めちゃくちゃ投資の勉強をした方以外の一般投資家はおとなしくインデックス投資をおすすめします。
NISAとは?
NISAとは「少額投資非課税制度」のことで、投資で得た利益に税金がかからないお得な制度です。
通常、株や投資信託で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座を使えばその税金がゼロになります。
非常にお得な制度なので、投資をするなら必ず利用しましょう。
NISAとは、証券口座の中にNISA口座があるイメージです。
NISAという商品があるわけではなく、株や投資信託をNISA口座という箱に入れていく感じですね。
そしてNISA口座を開くと、「つみたて投資枠」と、「成長投資枠」の2つがあります。
つみたて投資枠とは?
つみたて投資枠は、長期・積立・分散投資を目的とした枠で、初心者に特におすすめの投資スタイルです。
- 年間投資上限額:120万円
- 対象商品:金融庁が認めた「長期・積立・分散」に適した投資信託やETF(上場投資信託)
- 特徴:月々1万円〜など、少額からコツコツ投資できる
- リスクが低め:商品が限定されているため、安定した運用が期待できる
成長投資枠とは?
成長投資枠は、より幅広い商品に投資できる枠で、中〜上級者向けの要素も含む自由度の高い枠です。
- 年間投資上限額:240万円
- 対象商品:上場株式・ETF・投資信託など(つみたて枠より多様)
- 特徴:個別株式への投資が可能。高配当株や成長株も選べる
- 個別株も購入できる
結局どう違うの?「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の違いと選び方
NISAには、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの投資枠がありますが、投資初心者にとっては、どちらを使えばいいのか迷ってしまいますよね。
結論から言うと、初心者の方には「つみたて投資枠」での積立て投資がおすすめです。
その理由は以下の2つです。
理由①:初心者には、リスクの高い個別株よりも投資信託の積立てが安心
つみたて投資枠では、あらかじめ金融庁が選定した「長期・積立・分散投資」に適した投資信託などに限定されているため、リスクを抑えた投資が可能です。
逆に、個別株のような値動きの大きい商品はつみたて投資枠では購入できません。
もしどうしても個別株を買いたい場合は、「成長投資枠」を使う必要がありますが、
投資初心者の方は投資信託から始めたほうが無難だと思います。
理由②:初心者が年間120万円の非課税枠を使い切るのは意外と難しい
つみたて投資枠の年間上限は120万円ですが、毎月の積立てでこれをフル活用するには、毎月10万円の投資が必要です。
投資を始めたばかりの方にとっては、毎月10万円を投資するのは難しいと思います。
実際は月に3万円から5万円くらいの方がほとんどでしょう。
まずは、つみたて投資枠の範囲内でコツコツと積立てを行い、
余裕が出てきたら成長投資枠を活用してさらに投資信託や個別株にチャレンジする、というステップアップが現実的です。
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
---|---|---|
年間投資上限 | 120万 | 240万円 |
投資スタイル | 毎月積立て投資 | 自由に購入できる |
商品の種類 | 投資信託(一部購入できない) | 株、ETF、投資信託 |
向いている人 | 投資初心者 | 全般 |
まずはつみたて投資枠で投資信託を積立てて、枠が埋まったら成長投資枠で購入していこう
収支を把握する
NISAを始めるにあたり、自分の収支を把握しましょう。
毎月の収入と支出を明確にすることで、「いくらを投資に回し、いくらを貯金に残すべきか」が見えてきます。
これができていないと、知らないうちに使いすぎてしまったり生活防衛資金(万が一のための貯金)が不足してしまう原因にもなります。
また、自分の家計の流れを見直すことで、「無駄遣い」や「無意識の出費」にも気づくことができます。
家計簿アプリなどを活用して、定期的にお金のメンテナンスをする習慣をつけましょう。


節約して、投資の元手をつくろう
収支を把握できたら、次は節約をしてみましょう。
投資では最初に用意できる元本が大きいほど複利の効果が高まりやすく、将来のリターンも大きくなります。
「そんなにまとまったお金は用意できない…」という方も多いと思いますが、
日々の生活を少し見直すだけで、意外と節約できる部分はあるものです。
- 毎日買っているコンビニのコーヒーを控える
- 不要なサブスクリプションを解約する
- スマホの料金プランを見直す
- 外食を月に数回減らす
といった工夫だけでも、月に数千円〜数万円の節約が可能です。
浮いたお金を投資に回すことで、時間をかけて大きなリターンを得ることができます。
節約は「我慢」ではなく、無理せず楽しみながら取り組むことが大切ですよ。
是非、前向きに取り組んでみてください。
節約に関しては以下の記事も参考にしてみてくださいね。


自分の投資目的を明確にする
将来いくらの資産がほしいか?
これを決めずに始めてしまう人は意外に多いです。
そしてこの資産がいくらほしいか?は非常に大事です。
- 最初に投資目的を決める(老後資金、子育て費用、介護費用、マイホーム費用)
- 目標金額をざっくり決める
- 目標や金額が決まっていないと、投資方針が定まらず損をしてしまうこともある
投資目標を決めよう
目標が定まっていないと、
「今いくら投資に回せばいいのか?」
「どんな金融商品を選べばいいのか?」
といった判断ができず、ゴールが見えないまま闇雲に資産形成を進めてしまうことになりかねません。
その結果、無理な投資をしたり、自分に合わないリスクの高い商品を選んでしまう可能性もあります。
逆に、目標が明確であれば、毎月の投資額や自分に合った金融商品を冷静に選ぶことができ、より安定した資産形成につながります。
リスク許容度を把握しよう
また、もう一つ大切なのが「リスク許容度」です。
これは投資によって価格が上下したときに、どれくらいの損失まで自分が精神的・経済的に耐えられるかという尺度です。
たとえば、「数年後に必要なお金」なのか、「老後に向けた長期の資産形成」なのかによって、取れるリスクの大きさはまったく変わってきます。
リスク許容度が低い人がハイリスクな商品を選んでしまうと不安になって途中で売却してしまい、結果的に損をすることもあります。
リスク許容度は家族構成や年齢によって影響されます。
独身の方で現役として働いているのであれば、ある程度損をしても取り返しが聞きます。
一方で、すでに退職をしていて固定収入がない方や、家族がいて失ったら大きな影響がある方は、
慎重に投資する必要があります。
ざっくりでも目標を決めておく
まずは何のために投資をするのか?
いつまでに、いくら必要なのか?
どのくらいのリスクまでなら受け入れられるか?
といった点を自分自身で整理しておくことが、成功する資産形成の第一歩です。
目標とリスク許容度が明確になれば、毎月いくら投資すればいいか、どんな商品を選ぶべきかが見えてきます。
焦らず自分のペースで進めていきましょう。
自分に合う証券会社を選ぼう
次に証券口座の選ぶポイントを解説します。
結論から言うと、「経済圏」に着目して選ぶことで、ポイント還元やサービスの連携によってよりお得に資産形成ができるためおすすめです。
中でも人気が高いのが、楽天証券とSBI証券です。どちらも“ポイ活”との相性が良く、コツコツ積立するほどお得になります。
経済圏とは?
「経済圏」とは、企業グループが提供する金融・ショッピング・通信・ポイントサービスなどが連携した仕組みのことです。
例えば楽天経済圏が有名ですよね。
楽天カード、楽天市場、楽天モバイルなど、楽天のサービスをまとめて利用すればするほど、楽天ポイントが効率よく貯めることができます。
ネットショッピングの楽天市場にはポイント倍率があって、こういったサービスを利用していると倍率がアップし、ザクザクポイントが貯まります。
私も楽天経済圏で年間何万ポイントも貯めています。
証券会社を選ぶ際は、自分がすでに使っている経済圏と相性の良いものを選ぶと、ポイント還元や手数料の面でお得になります。
おすすめ ①楽天証券
楽天証券は、楽天経済圏を活用している人に非常に相性が良い証券会社です。
楽天カードで投信積立ができ、0.5%から1%のポイント還元を受けられます。
貯まった楽天ポイントは投資に利用可能で、楽天銀行との連携(マネーブリッジ)で、普通預金金利が最大年0.1%もらえます。
楽天市場などを日常的に使っている人には特におすすめです。
おすすめ ②SBI証券
SBI証券は、取扱商品数や手数料の安さ、そして経済圏との連携の強さで非常にバランスの取れた証券会社です。
三井住友カードでのクレカ積立が可能で、最大5%還元されます。
TポイントやVポイントがもらえて、スーパーやコンビニなど日常使いにも便利ですよ。
住信SBIネット銀行との連携で、スムーズな入出金や為替手数料の割引が受けられます。
シンプルにコスパを求めたい人や、柔軟な投資スタイルを取りたい人に向いています。
私もSBI証券でNISA口座を開設しています。
三井住友カードゴールドNLで毎月10万円積立て投資をしていて、
毎月1,000円のVポイントをゲットしています。
最初に設定さえすれば、あとは放置するだけでポイントが入ってくるので非常にお得な仕組みだと思います。
それ以外のおすすめ証券会社
松井証券、auカブコム証券、マネックス証券など、他にも多くの証券会社があります。
それぞれに独自のキャンペーンや強みがありますので、どれが自分に合うかチェックしてみましょう。
例えば、auカブコム証券はau経済圏との連携が魅力。Pontaポイントを活用できます。
マネックス証券は米国株の取扱数が多く、つみたてNISAでも米国ETFに力を入れています。
松井証券は1株から購入できるサービスや、初心者にやさしいUIが魅力。
- 証券会社は自分の経済圏で選ぶ
- おすすめは楽天証券かSBI証券
インデックス投資を始めよう



いよいよ投資する商品を決めるのか!なんの株にしようかな?



いや!初心者は個別株じゃなく、投資信託がおすすめだよ!
投資を始めて間もないと、投資と聞けば株を思い浮かべますよね。
誰もが聞いたことのあるような有名企業の株を買って、パソコンモニターの前に張り付いて、チャートと睨めっこ・・・
こんなイメージではないですか?
でも、初心者の方にいきなり個別株投資はハードルが高めです。
というのも、銘柄選びには知識や時間が必要ですし、急な値下がりに対して冷静に対応するのは意外と難しいからです。
初心者には「投資信託」がおすすめ!
そこで初心者におすすめしたいのが、インデックス型の投資信託です。
インデックス投資とは、特定の市場全体の動きを表す「指数(日経平均、S&P500など)」に連動するように設計された投資商品です。
要するに、たくさんの株を少しずつ買う詰め合わせパックですね。
投資信託は管理をする必要がないので忙しい方にも向いています。
- 初心者は個別株ではなく、管理が簡単な投資信託がおすすめ
- 銘投資信託は柄選びが不要で分散投資ができる
- コストが非常に安い商品がある
米国?全世界?おすすめはこの2択!
では、どんなインデックスに投資すればいいのでしょうか?
結論から言うと、「全世界株式」か「米国株式」のどちらかがおすすめです。
全世界株式(例:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
→ 世界中の企業に分散投資ができる。1本で約50カ国以上に投資でき、リスク分散に優れています。
米国株式(例:S&P500連動型投信など)
→ アメリカ経済の成長を取り込みやすく、過去のパフォーマンスも好調。成長性を重視するなら選択肢のひとつです。
どちらも「投資初心者が長期でコツコツ積み立てていく」スタイルに非常に向いています。
私はS&P500を積立てていますが、全世界株式かS&P500かどちらを選ぶかは、よくSNSでも議論されていますよね。
正直この2つならばどちらを選んでも正解だと思います。
もしも迷って決められないなら、2つとも買ってしまってもいいと思いますよ。
- 初心者は個別株より、まずは投資信託(インデックス型)からスタートしよう
- 投資対象は、全世界 or 米国株がシンプルでおすすめ
- 毎月の積立で、無理なく資産形成しよう
クレジットカード積立ての設定をする
NISAで積立て投資をするにはクレジットカードの積立てがおすすめです。
クレジットカードの積立ての良いところは、最初に設定さえしてしまえば、あとは放置でポイントが手に入ることです。
クレジットカードの積立てをすると、0.5%から1%のポイントをゲットすることができます。
例えば毎月10万円積み立てで1%還元なら、年間12,000円のポイントです。かなり大きな金額ですね。
その分を生活費に充てたり、さらに投資すれば効率よく資産形成できます。
おすすめのクレジットカード
おすすめは経済圏に応じて利用するといいです。
おすすめ経済圏は楽天経済圏とSBI経済圏なので、楽天カードか三井住友カードで積立て設定するといいでしょう。
私はどちらのカードも所有していますが、
今はSBI経済圏なので三井住友ゴールドカードNLで積立て設定しています。
三井住友ゴールドNLは年間100万円利用すれば年間費が永年無料になります。
さらに最大1%還元とお得にポイントを貯めることができますのでおススメですよ。
下落相場の時の心構え



暴落は必ず来るよ



暴落煽りか!?
いえ、暴落煽りではありません。
煽りではないのですが、過去の歴史を振り返ると暴落は必ず来ます。
過去の下落相場一覧
過去の暴落が起きた年と概要
年 | 出来事 | 影響 |
---|---|---|
1987年 | ブラックマンデー | 1日でNYダウが約22%下落。世界同時株安 |
1990年 | バブル崩壊(日本) | 日経平均が高値(38,915円)から長期下落。失われた30年 |
2000年 | ITバブル崩壊 | 米ナスダックが急落。ハイテク株中心に暴落 |
2008年 | リーマンショック | 世界金融危機。NYダウ・日経平均ともに大幅下落 |
2011年 | 欧州債務危機・東日本大震災 | 株価が大きく不安定に。日本経済への打撃も大きかった |
2015年 | チャイナショック | 中国経済の減速懸念で世界同時株安 |
2018年 | 米中貿易戦争・金利上昇懸念 | NYダウ・日経平均ともに年末にかけて急落 |
2020年 | コロナショック | パンデミックによる経済封鎖で市場が暴落 |
2025年?? | 関税戦争 | トランプ大統領の関税政策により世界同時株安 |
こうして振り返ると定期的に暴落は起きています。
しかし、数か月から数年で株価は回復していますので、過去は暴落は起きても回復してきたと理解するのがいいです。
投資初心者が投資を始めるとき、下落相場は必ず来ると理解しておきましょう。
2023年、2024年は株式市場が絶好調だったので、このタイミングで投資を始めた人は資産がどんどん増えていったかと思います。
実際私も給料以上に儲かった月もありました。
下落相場は急にやってくる
2025年はトランプ大統領の関税政策の影響で、年初来10%以上下落しています。
これは特に珍しいことではなく、2年に1度はこれくらいの下落はやってきます。
けど昨年くらいに、これほど下落することを予想していた人は少なかったと思います。
ここ最近は上昇相場で加熱感はありましたが、事前に予測することは無理だと理解しましょう。
リスク許容度を考えておこう
こういった事実を知らないと、自分のリスク許容度を超えて投資をしてしまい、
いざ下落局面入りしたとき不安になって売却してしまうかもしれません。
あるいは上昇相場のときに、リスクの高いレバレッジ商品など購入してしまうかもしれないです。
しかし自分のリスク許容度は下落相場になってみないと、本当の感情はわからないというのも事実だと思います。
なので少しでも理解しておくために、下落相場は必ず訪れること、いくらくらいの損失なら耐えられそうだと考えておくことが大切です。
まとめ
最近は投資ブームでNISAやiDeCoのような税制優遇制度が整えられたり、
投資書籍やネット記事などたくさん見られるようになりました。
同時に、NISA損切りなど、流行りに乗って始めたはいいものの、
よく理解せず始めてしまったばかりに止めてしまったり、損をしてしまうケースも多いです。
投資は難しいことも多いし、全てを理解するのは一般人にはハードルが高いので、
最低限の知識と準備をしておき、投資信託の積立て投資をして、コツコツと長期投資をするのがいいですね。
- 投資初心者は余計なことをせず、シンプルに投資信託を積立て投資する
- 収支を把握して節約もする
- 投資目標をざっくりでも決める(将来いくらの資産がほしいのか)
- 証券口座は経済圏を軸に決める
- インデックス投資を始める(全世界株式かS&P500)
- クレジットカード積立て設定をしてお得にポイント還元を受ける
- 下落相場は必ず来ると理解しておく
これからも投資初心者向けの役立つ情報や考え方を発信していきます。
また次回の記事もよろしくお願いします。
コメント